【2025.番外編&全編再掲載】甘い罠に溺れたら
First trip
「思えば二人きりの初めての旅行だね」
私は5年前とは違う、素敵なコテージのバルコニーから空を見上げた。
「旅行と言えるほどゆっくりこれなくてごめんな」
後ろから聞こえた声に、私は振り返った。
「十分だよ」
幸せな気持ちで微笑んだ私に、優悟君は後ろから抱きしめてくれる。
「でも、本当にしっかりしてるんだから」
優悟君の腕に手を重ねると、私は優悟君を見上げた。
「だって、一生に一度の事なのに、計画通りにはいかないからこれぐらいはアリだろ?」
そう、実家に来てくれてそのまま連れてこられた長野の星空を見た後、優悟君は近くの素敵なホテルを予約していてくれた。
そして、すでに私の有給申請までしていたようで驚いたが、優悟君は常にいつも計画的な事を思い出し、ありがたくお泊りをすることにした。
私は5年前とは違う、素敵なコテージのバルコニーから空を見上げた。
「旅行と言えるほどゆっくりこれなくてごめんな」
後ろから聞こえた声に、私は振り返った。
「十分だよ」
幸せな気持ちで微笑んだ私に、優悟君は後ろから抱きしめてくれる。
「でも、本当にしっかりしてるんだから」
優悟君の腕に手を重ねると、私は優悟君を見上げた。
「だって、一生に一度の事なのに、計画通りにはいかないからこれぐらいはアリだろ?」
そう、実家に来てくれてそのまま連れてこられた長野の星空を見た後、優悟君は近くの素敵なホテルを予約していてくれた。
そして、すでに私の有給申請までしていたようで驚いたが、優悟君は常にいつも計画的な事を思い出し、ありがたくお泊りをすることにした。