【web版】氷月の騎士は男装令嬢~なぜか溺愛されています~(コミカライズ:男装令嬢が性別を隠して士官学校に入学したら、王子様と騎士様が執着してきます)

番外編 コーヒーヌガーチョコレート

 チョコレートの包み紙を開けながら、ベルンが笑った。

「このチョコ、懐かしいね」

 ベルンが言うと、フェルゼンが微笑みつつ同じくチョコレートの包み紙を剥く。

「ああ。花火を思い出す」

「あんなことしたの初めてだったよ。忘れっこない」

 僕は笑ってチョコレートを口に放り投げた。

 甘いミルクチョコレートの中に、ちょっぴりビターなコーヒーヌガー。

 スモーキーな香りが記憶を呼び覚ます。

 幼い頃の小さな冒険。
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