エリートSPはようやく見つけたママと娘をとろ甘溺愛で離さない
和の行方
警察官である和臣がやってきたとはいえ、ここまで探して見つからないのだ。
近所の交番にも連絡をした。
和臣が到着した少し前には、交番のおまわりさんというひともちょうど到着していた。
「お母さん、状況を詳しく聞かせていただいて良いですか?」
和臣がSP、つまりだいぶ立場があることも手伝って、おまわりさんは帽子を取って、丁寧に挨拶してから梓に質問した。
梓は事の経緯をはじめから説明した。
「……うーん、なにか興味を惹くようなものがあって、つい歩いて行ってしまったと考えるのが自然ですが、思い当たることはありますか?」
それは梓ももう考えたことだった。
だが思い当たることなんてなかったのだ。
「いえ……、私が見ていた掃除用品コーナーの裏は外に繋がっていて、そこに子ども向けのおもちゃはあったんですけど、置いてあったのは三輪車とか……乗り物だったんです。和はどちらかというとおままごととか、アニメのごっこ遊びとか、そういったものが好きな子なので、今までそういうおもちゃに興味を惹かれたことはなかったんです」
近所の交番にも連絡をした。
和臣が到着した少し前には、交番のおまわりさんというひともちょうど到着していた。
「お母さん、状況を詳しく聞かせていただいて良いですか?」
和臣がSP、つまりだいぶ立場があることも手伝って、おまわりさんは帽子を取って、丁寧に挨拶してから梓に質問した。
梓は事の経緯をはじめから説明した。
「……うーん、なにか興味を惹くようなものがあって、つい歩いて行ってしまったと考えるのが自然ですが、思い当たることはありますか?」
それは梓ももう考えたことだった。
だが思い当たることなんてなかったのだ。
「いえ……、私が見ていた掃除用品コーナーの裏は外に繋がっていて、そこに子ども向けのおもちゃはあったんですけど、置いてあったのは三輪車とか……乗り物だったんです。和はどちらかというとおままごととか、アニメのごっこ遊びとか、そういったものが好きな子なので、今までそういうおもちゃに興味を惹かれたことはなかったんです」