【書籍&コミカライズ作品】悪役令嬢に転生した母は子育て改革をいたします~結婚はうんざりなので王太子殿下は聖女様に差し上げますね~【第三部完結】

国王との会談


 水遊びから無事に王城へと戻り、レジェク殿下に子供たち用の部屋を用意してもらう事にした。

 ここには温泉もあるので体を綺麗にしたり衣服を整えたり、マリーにも手伝ってもらって色々とバタバタしていると、あっという間に寝る時間になったのだった。
 
 ベッドにソフィアと寝転がり、彼女を寝かしつけて明日について思いを馳せる。
 
 いよいよ国王と二回目の謁見…………絶対にもっと連れて来られた人達がいるはず。

 この国にいる間に大きくなった子達もいるでしょうし。

 でも戸籍などがないこの世界で、出身国を見定める事は難しいわよね……その辺は慎重に動かなくては。

 どちらにしてもあんな危険な現場で子供たちを働かせているなんて、絶対に間違っているわ。


 国王にも直談判しないと。

 
 あちこちから連れてきて自国で働かせているなんて……だんだんと怒りで気分が高揚してくる。

 ダメね、夜中に興奮すると眠れなくなりそう。

 あれこれ考えておくのも大事だけれど、明日に支障が出ても本末転倒だし、今日はもう寝ましょう。

 気持ちを切り替えてベッドに潜り込むと、日中に動き回ったおかげであっという間に眠りに落ちていったのだった。


 ~・~・~・~・~・~


 翌日、マリーとゼフにはソフィアの事を頼んでおいて、準備を済ませた私はヴィルと合流し、マリアとイザベル、炭鉱から連れて来た子供たちも一緒に国王の待つ応接間へと向かう
 
 昨日救出した子供たちは3人。

 一番年上で私たちと会話をしたのがレイバン12歳、次に10歳の女の子のビュカ、一番小さい男の子が7歳のバラトだ。

 ビュカの可愛い女の子の手が労働によって真っ黒になってしまっていて、昨夜は温泉でしっかりと綺麗にしてあげた。

 年ごろの女の子なのに……レイバンは2人の事をとても気にかけていて、ビュカが女の子らしい服装をしているのを見てちょっぴり照れていたので、老婆心を出してしまいそうになるわね。

 私がそんな事を考えていると、応接間へと到着し、中から扉が開かれる。
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