ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります！〜７

楽しくお料理

「今日は、鶏の丸焼きとクリームシチューを作るにゃんよ」

　調理器具と材料をチェックし終えたエリナは言った。

「鶏のおなかに詰め物をすることで、旨みを吸い込み、同時にお肉によい風味をつけてより美味しさを引き出すにゃん。鶏の下処理はしておいてもらえたので、さっそく詰め物を作っていくにゃん。そして、同時にシチュー作りを進めていくにゃんね」

　アリアとその女性従者は、包丁の係になるということなので、じゃがいもの皮むきと厚切りベーコンのカットを担当した。エリナの指示で、ごろっとした大きめのカットにする。

「ライリーくん、この重い鉄のお鍋は、蓋の上に熱い炭を置くことで全体的に加熱することができて、鶏をふっくらと焼くにゃん。炭の準備をお願いしてもいいかにゃ？」

「もちゅろん……もちろん、だよ。僕に任せてね」

　ライリーと男性従者が、焚き火を燃やしてたくさんの炭を用意した。