永遠を糸で縫い留めて

透き通る

薄いヴェールのように 白さが透き通る朝だ

こんな朝には 身に染み渡るような 透明な紅茶が飲みたい 

輪切りしたレモンをそっと浮かべ 小舟のようにカップの輪の中を漂っているのを

ただしっとりと見ていたいな 

透明な朝 透明な私 透明な彼 

世界が透明なのか 私が透明なのか 

もうどちらでも構わないや 
< 118 / 484 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop