永遠を糸で縫い留めて

ほつれめ

どこから間違えたのか 

ほつれ目が わからなくなっている

ゆるり ゆるり しゅるり しゅるりと とけた端から 

虹色のみずうみの中へ たゆたうように 消えてゆく 

ああ あれは いつのことだったか 

無情にも 最後の 燃えるような 夕焼けばかり

思い起こされる
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