永遠を糸で縫い留めて

愛恋

薄い窓ガラスを あたたかな真水の雨が しっとりと濡らしてゆくように 

乾いた土に 葡萄のジュースを ぽとりぽとりと 垂らすように 

あなたのことがすきです 

時計の針が ちくたく 心臓の音色のよう 

こんなに 苦しくて 辛くて 痛みを覚える日が来るなんて 

ああ 生きているって なんという奇跡でしょう 

愛も恋も 知らずにいた日々に戻れたら

こんな苦しみは 抱かなかったでしょう
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