永遠を糸で縫い留めて

不滅

不滅を信じたいと思うんだ

いずれ消えゆく炎のような恋だとしても

私が死んでも 埋み火としてこのベッドに残り続けてくれるような

不滅を信じたいと思うんだ

たとえあなたが 私を抱いたことを そよかぜが吹けば忘れてしまうとしても

不滅を信じたいと思うんだ 

新緑の葉が いずれ枯れてゆくとしても

みちみちた波が いずれ引いてゆくとしても

不滅を信じたいと思う 

私だけは 信じさせてくれ
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