永遠を糸で縫い留めて

無音

何もない空間 私はそれを好む 

新しい場所より 古い馴染みのある壁を好む 

耳をそっとふさぐ 体の中から みなとの海のような鼓動が聞こえてくる

私はそれをあいする 

体の中の無音

それを愛する
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