永遠を糸で縫い留めて

白い朝

透き通る夜を抜けて やってきた白い朝を 抱きしめる

はらはらと溢れてくるものは 陽光のヴェールなのか

息を吸って吐くと 空に負けない 白いものがふわり ただよう

それを手につかもうと 腕を伸ばし ゆびをのばし ぐっと閉じた

冷たくも なまあたたかくもある
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