永遠を糸で縫い留めて

金木犀

いけない香りがする

いつか嗅いだあなたの庭の金色のかおりが

私は誘われないように気をつけていたというのに

なぜ思い出させたの? なぜ私だったの? 

なぜその花だったの?

今日も私は嗅いだのに 嗅いでないふりをする

金木犀 禁断の花の名は
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