永遠を糸で縫い留めて

すやすや

夏の夜は薄明るくて 


未だ眠る時間ではないのに クーラーのつめたさにあてられて


すやすやとしてしまう


どこに愛があったのか 枕の上か 雲の上か


いまではもうわからないが


どこぞの夜にいるあのひとも すやすやと今宵の夏を過ごしていてほしい


すやすや 


子供の頃から老人になるまで続くこと

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