永遠を糸で縫い留めて
終わりは多分こんな日だろう
疲れた体を引きずり ライトが蛍のともしびのように照らす
かたわらに麦が同じ色をしてゆれていて
白と黒しか見えぬ世界
ふいに
終わりが来るとしたら この道を登った時だろうかと考える
登り切った時 この心臓が止まるか 誰かに撃たれるか
その夜の私は 確かにそれを望んでいた
かたわらに麦が同じ色をしてゆれていて
白と黒しか見えぬ世界
ふいに
終わりが来るとしたら この道を登った時だろうかと考える
登り切った時 この心臓が止まるか 誰かに撃たれるか
その夜の私は 確かにそれを望んでいた