永遠を糸で縫い留めて

蠟燭

ゆらゆらと 金色のほむらが消えようとしている


まだ間に合う今ならば まだ息を吹きかけないで


何かを祝うために 火を灯したはずなのに


今は消えてしまうことが惜しい 


消えてしまえば 祝福したかった気持ちも消えてしまいそうで


早く はやくきてほしい あなたのために灯したの あなたの息で消した


1、2、3 さぁ ふっと吹き消して 



ふっ
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