永遠を糸で縫い留めて

この窓を開ければ 何が見えるだろうか


空 海 やがて枯れ落ちる木々の葉


部屋の中に引きこもって ずっと停滞していた空気が やがて剥がれてゆくように


この窓から すべてを入れてくれる


ゆるやかな水をふくんだ空気も あまい春の香りも
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