永遠を糸で縫い留めて

作品

一作書き終えるたびに 魂の一部が溶けてしまったように感じるのはなぜだろう


ぐっと疲れて 命を使い果たしたように感じる


まだまだ人生は続くというのに


自分で始めると決めた物語のはずなのに


早く終わって欲しいと思うのはなぜだろう


誰のために書いてるんだっけ


なんのために書いてるんだっけ


いつの間にか夢は お金へと変わって


がむしゃらに目指していたものは 日常となって


それでもどこかに かすかに きらきらとしたものが 残っていれば


伝わっていればと願いながら 


今日も筆をとる
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