永遠を糸で縫い留めて

冬の凛とした空気は 私を透明にするの


ひややかなこの季節を肌で感じていれば 熱のあたたかさに感謝できる


凛とした色 少し青みがかった灰青色の空


凛とした質感 ふれれば溶けてしまう雪の鋭い温度


凛とした私 冬の中を生きて 澄んだ氷の粒を蒔いたような空気を浴びて 


背筋が伸びる
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