永遠を糸で縫い留めて

金色の影

日が暮れる前の空がいちばんすき


雲の厚さが薄紫の影で表されていて それらが重なってとてもきれい


淡い水彩で描いたような世界


またその空を味わいたくて 天を見上げたら


雲と木々の合間に 金色の影が見える


歩いてそれを確認すると


太陽が溶けて消えようとしているひかりが当たった建物の影だった


なんて神々しい もうすぐ夜が来る


毎日暮れる空 またひとつ気付けた奇跡
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