永遠を糸で縫い留めて
白鳥
水辺を泳ぐの 深く潜らないで 澄んだ氷の上を滑るように
においさえも感じない
私の周りに何も置かないで 何もいらないの 水と空があればいい
人々は私のことをうつくしいと言うけれど その汚い声がノイズなの
ただ風としずくと 空気が満ちる音だけを聴いていたいわ
ああ 早く飛び立ちたい この鬱陶しい湿気から
ああ いつか 溶ける夕日と森の葉の境目を 何も考えずに飛びたいわ
白い翼 綺麗だなんて言わないで 私にだって汚い恋はあるの
黄色い嘴 艶があるだなんて言わないで これで何匹も殺してきたの
白い私の体が いつも鬱陶しかった 本当は真っ黒に汚れることを許されたい
次の湖に着いたら 本当の私を誰か見つけて 誰か見つめて
次の湖が黒く澱んで濁っていたら 私の鬱陶しい白が目立つでしょう だから
においさえも感じない
私の周りに何も置かないで 何もいらないの 水と空があればいい
人々は私のことをうつくしいと言うけれど その汚い声がノイズなの
ただ風としずくと 空気が満ちる音だけを聴いていたいわ
ああ 早く飛び立ちたい この鬱陶しい湿気から
ああ いつか 溶ける夕日と森の葉の境目を 何も考えずに飛びたいわ
白い翼 綺麗だなんて言わないで 私にだって汚い恋はあるの
黄色い嘴 艶があるだなんて言わないで これで何匹も殺してきたの
白い私の体が いつも鬱陶しかった 本当は真っ黒に汚れることを許されたい
次の湖に着いたら 本当の私を誰か見つけて 誰か見つめて
次の湖が黒く澱んで濁っていたら 私の鬱陶しい白が目立つでしょう だから