永遠を糸で縫い留めて

朝顔

あなたのことは嫌いじゃないのよ


その透き通るような白い肌や 鋭利な目元に 惹かれない夜があったわけじゃないの


でも私は自分の信念を貫き通すのよ


あなたに愛されることが 私の幸せじゃないの


日々朝が訪れるたび 凛と咲く花のように


私は私だけの毎日を過ごしたいのよ


また朝顔は空の色にも 海の色にも染められるわ


私は 私だけのいろで 私の人生を染めたいのよ


ごめんなさいね


またどこかの人生で ご縁があれば 
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