永遠を糸で縫い留めて

百日紅

真夏がまたやって来たよ


暑いのは嫌いだったけど 夕方頃の散歩が日課になっている


ずっと家にいるわけにはいかないものね せっかくの体だし


なめらかな木肌の上に あかりが灯るように赤紫の花が咲いている


スプレーを吹きかけられて描かれた花火のように


夏は嫌いだったけど こんな綺麗な花を見ることができるなら  

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