永遠を糸で縫い留めて

色彩の街

あれは確か冬が明けて春が訪れたころ

長い通りを抜けると 色彩の街があらわれた 

影にもいろが宿っているような そんな街 

私の故郷と似ているようで

うつくしく せつない どこか なつかしい 

ここに来れてよかった

あなたと離れて3年が経つ 

いつかどこかでまた会える日が来る 

いや 来ないかもしれないけれど

色彩の街は 私を後押ししてくれる

影にもいろが灯る 

私のまだ見えぬ明日にも いろがつく
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