クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい
ライバル?
「映画化!?」

「ああ」

私は今、飛鳥の家で一緒に夜ご飯を食べている。

あれから順調に交際を続けていて、飛鳥のあの本も予想通り爆発的な売り上げを出していた。

「映画化!?」

「ああ」

「映画化!?」

「ああ」

相変わらず基本はクールだ。

「凄くない!?」

「そうか? なんかいろいろ話しいじられるし、微妙」

なるほど。
確かに。

「でもなんかわかるかも。誰が主人公すんの?」

「あー、誰だっけ。なんか最近人気の実力派俳優らしい。俺知らないけど」

「飛鳥テレビ見ないしね」

あんなバカでかいテレビあるのに。

「東雲(しののめ)…」

「東雲 流星(しののめ りゅうせい)!? あのイケメンの!?」

東雲流星って言ったら、歌って踊って俳優もして物凄い人気の人じゃないか!

じーっと見られる。

「なんか、興奮してねぇか?」

「そりゃするでしょうよ!」
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