【コミカライズ】仕事の出来る悪役令嬢、薄幸王子様を幸せにアップグレードしておきました。
28 きゅん
鉱山の入り口には、子ども向けアトラクションの入り口ような、古びた看板が置かれ『探検ツアー入り口』と書かれていた。
……小説の通りだわ。実際に見るとこんな感じなのね。
「お……おい。モニカ。本当に大丈夫なのか」
迷わずに入ろうとした私に、ウィリアムは不安そうに言った。
ウィリアムの気持ちは、私にも理解出来る。
まるで打ち捨てられた子どもの遊び場のような……こんなにも寂(さび)れた入り口から、まさか、世界最大の埋蔵量を誇る金山へ通じているだなんて、誰も思わないものね。
これは、わかりやすい偽装(カムフラージュ)なのだ。こうして居れば、廃墟には価値のないものしかないだろうと誤解し誰も入らない。
実際は、信じがたいほどの金脈が存在している訳なのだけど。
「ええ。大丈夫ですわ。私を信じてください」
……小説の通りだわ。実際に見るとこんな感じなのね。
「お……おい。モニカ。本当に大丈夫なのか」
迷わずに入ろうとした私に、ウィリアムは不安そうに言った。
ウィリアムの気持ちは、私にも理解出来る。
まるで打ち捨てられた子どもの遊び場のような……こんなにも寂(さび)れた入り口から、まさか、世界最大の埋蔵量を誇る金山へ通じているだなんて、誰も思わないものね。
これは、わかりやすい偽装(カムフラージュ)なのだ。こうして居れば、廃墟には価値のないものしかないだろうと誤解し誰も入らない。
実際は、信じがたいほどの金脈が存在している訳なのだけど。
「ええ。大丈夫ですわ。私を信じてください」