悪役令嬢と誤解され王子から婚約破棄を言い渡されましたが私にどうしろというのでしょう?
婚約破棄阻止頼みの綱はジェリーナ様なんですけど!
次の日、私は昨夜届いたアホ王子からの手紙の指示通りの時間に、指定された談話室に向かっていた。
ああ…すごーく気が重い。
この難局を私は乗り切れるんだろうか…。
いや、乗り切るしかないんだけど…。
とか考えている内に談話室に到着してしまった…。
沈鬱な気分でドアをノックする。
しばらくすると、ドアが開いた。
「あ…」
ブライ様だ。
部屋の準備でもさせられていたのかな。
とりあえず良かった。アホ王子と2人きりにならないで済んで良かった…。
部屋に通されると、アホ王子はソファで踏ん反り返って座っていた。
全く…なんなんだコイツは…。
という本心は隠して、ぎこちない笑顔で挨拶をする。
隣に座るように言われ、辟易した。
幸い、ブライ様は部屋に留まってくれている。
マジ不幸中の幸い。
早くジェリーナ様来ないかな…。
嫌だけど、これからのこと考えると鬱だけど、でも早く終わってほしい…。
トントン。
ドアがノックされた。
アホ王子に促されて、仕方なく立ち上がり隣に並ぶ。
ブライ様が扉を開けると、当然だけどジェリーナ様だった。
警戒した表情で部屋に入るジェリーナ様とバチっと目が合ってしまう。
ああ…あれは完全に私を誤解している目だ…。
ああ…すごーく気が重い。
この難局を私は乗り切れるんだろうか…。
いや、乗り切るしかないんだけど…。
とか考えている内に談話室に到着してしまった…。
沈鬱な気分でドアをノックする。
しばらくすると、ドアが開いた。
「あ…」
ブライ様だ。
部屋の準備でもさせられていたのかな。
とりあえず良かった。アホ王子と2人きりにならないで済んで良かった…。
部屋に通されると、アホ王子はソファで踏ん反り返って座っていた。
全く…なんなんだコイツは…。
という本心は隠して、ぎこちない笑顔で挨拶をする。
隣に座るように言われ、辟易した。
幸い、ブライ様は部屋に留まってくれている。
マジ不幸中の幸い。
早くジェリーナ様来ないかな…。
嫌だけど、これからのこと考えると鬱だけど、でも早く終わってほしい…。
トントン。
ドアがノックされた。
アホ王子に促されて、仕方なく立ち上がり隣に並ぶ。
ブライ様が扉を開けると、当然だけどジェリーナ様だった。
警戒した表情で部屋に入るジェリーナ様とバチっと目が合ってしまう。
ああ…あれは完全に私を誤解している目だ…。