悪役令嬢と誤解され王子から婚約破棄を言い渡されましたが私にどうしろというのでしょう?
ド真面目女にも言ってやりたいことがあるんですけど!
「うわーーーーー!!!」
耐えかねて私は大声を上げた。
アホ王子が怯んだ隙に腕を振り払い距離をとる。
「だーかーら!人の話を聞けぃ!!!」
「「「え???」」」
アホ王子、ブライ様、ジェリーナ様の声が見事にハモった。
ああもう知らん!
どうにでもなれ!
「私、マジであなたと結婚する気ないですから!」
ビシィッ!とアホ王子を指さしてやる。
遠回しに言っても無駄だ。
アホ王子には一生通じない!
「最初から言ってるじゃないですか!
私に王妃なんか無理って、ずーっと最初から!
それなのに、アルノート様は『大丈夫』『心配いらない』しか言わないし。
具体的に何がどう大丈夫で心配ないのか、一切説明なし!
単なる気休めしか言わないって、どんだけ無策なんですか!?」
「リ、リリア…?」
アホ王子は豹変した私に呆然としている。
言ってやる。もう全部言ってやる!
「そもそも、私あなたのことひとっ欠片も好きじゃないし!
勝手に勘違いされてマジ迷惑なんですけど!」
「なんだって!?」
「なんですって!?」
今度はアホ王子とジェリーナ様の声がハモる。
耐えかねて私は大声を上げた。
アホ王子が怯んだ隙に腕を振り払い距離をとる。
「だーかーら!人の話を聞けぃ!!!」
「「「え???」」」
アホ王子、ブライ様、ジェリーナ様の声が見事にハモった。
ああもう知らん!
どうにでもなれ!
「私、マジであなたと結婚する気ないですから!」
ビシィッ!とアホ王子を指さしてやる。
遠回しに言っても無駄だ。
アホ王子には一生通じない!
「最初から言ってるじゃないですか!
私に王妃なんか無理って、ずーっと最初から!
それなのに、アルノート様は『大丈夫』『心配いらない』しか言わないし。
具体的に何がどう大丈夫で心配ないのか、一切説明なし!
単なる気休めしか言わないって、どんだけ無策なんですか!?」
「リ、リリア…?」
アホ王子は豹変した私に呆然としている。
言ってやる。もう全部言ってやる!
「そもそも、私あなたのことひとっ欠片も好きじゃないし!
勝手に勘違いされてマジ迷惑なんですけど!」
「なんだって!?」
「なんですって!?」
今度はアホ王子とジェリーナ様の声がハモる。