英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
第34話 初めての夜【R15】
言葉の意味がわからないほど、子どもではない。
高鳴る鼓動を感じながら、「はい」と小声で呟いたとたん、攫うように抱き上げられた。
寝室に直行した彼は、抱えていたわたしをベッドに横たえるとすぐに大きな体をのしかからせてくる。被さる体の重みを心地よく感じるや否や、瞼や鼻先、頬へと啄むようなキスが落ちてきた。
大きな手の平がうなじを撫で上げ、ゾクゾクとした感覚が駆け上がる。互いの唇を押しつけ合い、激しい接吻を交わす。気づけば彼の首に腕を回し、夢中になって溺れていた。
唇が離れて、荒い呼吸を整えながら薄目を開けて見上げると、ルシウス様が上着を脱いで、ベッドの脇に放るのが見えた。続いてシャツの襟元を乱暴に緩めながら、挑むように距離を詰めてくる。
高鳴る鼓動を感じながら、「はい」と小声で呟いたとたん、攫うように抱き上げられた。
寝室に直行した彼は、抱えていたわたしをベッドに横たえるとすぐに大きな体をのしかからせてくる。被さる体の重みを心地よく感じるや否や、瞼や鼻先、頬へと啄むようなキスが落ちてきた。
大きな手の平がうなじを撫で上げ、ゾクゾクとした感覚が駆け上がる。互いの唇を押しつけ合い、激しい接吻を交わす。気づけば彼の首に腕を回し、夢中になって溺れていた。
唇が離れて、荒い呼吸を整えながら薄目を開けて見上げると、ルシウス様が上着を脱いで、ベッドの脇に放るのが見えた。続いてシャツの襟元を乱暴に緩めながら、挑むように距離を詰めてくる。