Reunion love.
Episode2
年明けすぐに約束の同窓会が開かれた。
大きなホテルの会場を丸々貸切って、遠方から来ていたり車で来て飲んで帰る人や遅くまで飲む人はそこのホテルにそのまま宿泊するという形が取れるようになっていた。
私は家も然程遠くはないので、宿泊する予定はなくそのまま帰宅するつもりだった。
いつもよりもきちんと正装をして会場に着くと久々に顔を合わせる人たちが多く、再会を喜ぶ。
その間も無意識の内に太一くんを目で探してしまっていて、それに気づいた瞬間慌てて意識を逸らす。諦めると決めたのに、私はどうやら往生際が悪いらしい。
そう考えている時に「太一!」と誰かが彼の名前を呼ぶ声が聞こえてきて、そちらに自然と顔が引っ張られると友人に肩を組まれて顔を顰めている太一くんがいた。
白いシャツにブラックのテーラードパンツとテーラードジャケットのセットアップコーデを着こなしていてシンプルなのにスタイルも良く格好良い。皮靴も丁寧に手入れが施されていて、足先まで清潔感がある。
こんな姿を見るだけでもときめいてしまうとか、諦めるまでの道のりが遠すぎる。
太一くんから顔を逸らして、先程まで話していた友人との会話を変わらず楽しんだ。
大きなホテルの会場を丸々貸切って、遠方から来ていたり車で来て飲んで帰る人や遅くまで飲む人はそこのホテルにそのまま宿泊するという形が取れるようになっていた。
私は家も然程遠くはないので、宿泊する予定はなくそのまま帰宅するつもりだった。
いつもよりもきちんと正装をして会場に着くと久々に顔を合わせる人たちが多く、再会を喜ぶ。
その間も無意識の内に太一くんを目で探してしまっていて、それに気づいた瞬間慌てて意識を逸らす。諦めると決めたのに、私はどうやら往生際が悪いらしい。
そう考えている時に「太一!」と誰かが彼の名前を呼ぶ声が聞こえてきて、そちらに自然と顔が引っ張られると友人に肩を組まれて顔を顰めている太一くんがいた。
白いシャツにブラックのテーラードパンツとテーラードジャケットのセットアップコーデを着こなしていてシンプルなのにスタイルも良く格好良い。皮靴も丁寧に手入れが施されていて、足先まで清潔感がある。
こんな姿を見るだけでもときめいてしまうとか、諦めるまでの道のりが遠すぎる。
太一くんから顔を逸らして、先程まで話していた友人との会話を変わらず楽しんだ。