Reunion love.
Episode4
それから約2週間後だった。
この日は週末で月1の出社日で、会社からの帰り道駅に向かって歩いていた。
今日もコンビニのごはんでいいやなんて思い、出社したら必ずと言っていいほど立ち寄るコンビニエンスストアに向かう。
最近はちゃんと食べてんの?なんて心配の連絡もない。私に対して何か嫌になってしまったのか、それとも本気で好きな女性が出来てしまったのか。
最近はこの考えがずっと頭から離れてくれなくて、寝不足気味だった。
ふらっと歩いている時に、スマホから視線を上げると前にいつだか見た2人の背中があった。再会したあの日と同じ光景。
少し背の低い女性が何か怒っていて太一くんは何かを話すと笑っている。きっと友人はこの状況の事を話していたのだと思う。
歩いているうちに2人に少し距離が近づいていて、耳をすませばうっすらと話している内容が聞こえてきた。
「てか、いい加減あきらめた方が良いんじゃないですか?先輩上達しないし」
「もう本当にうっさい!早く実季のところ行かないと、もう待ってるんだから早く歩いて!」
「その気になれば先輩の事なんか置いていけるんですけど。てか、そもそも俺いります?」
「実季も私も生徒だよ。ちゃんと巣立つまで責任持ちなよ」
「こんな偉そうな生徒見たことねぇし…。てか出来悪いのあんただけなんだよな」
「本当生意気!」
本当に2人は楽しそうに会話していて、太一くんは時々穏やかな表情を女性に向けていた気がした。
今は先輩後輩のようだけど、もしかしたら…と思えば胸が締め付けられる。
この日は週末で月1の出社日で、会社からの帰り道駅に向かって歩いていた。
今日もコンビニのごはんでいいやなんて思い、出社したら必ずと言っていいほど立ち寄るコンビニエンスストアに向かう。
最近はちゃんと食べてんの?なんて心配の連絡もない。私に対して何か嫌になってしまったのか、それとも本気で好きな女性が出来てしまったのか。
最近はこの考えがずっと頭から離れてくれなくて、寝不足気味だった。
ふらっと歩いている時に、スマホから視線を上げると前にいつだか見た2人の背中があった。再会したあの日と同じ光景。
少し背の低い女性が何か怒っていて太一くんは何かを話すと笑っている。きっと友人はこの状況の事を話していたのだと思う。
歩いているうちに2人に少し距離が近づいていて、耳をすませばうっすらと話している内容が聞こえてきた。
「てか、いい加減あきらめた方が良いんじゃないですか?先輩上達しないし」
「もう本当にうっさい!早く実季のところ行かないと、もう待ってるんだから早く歩いて!」
「その気になれば先輩の事なんか置いていけるんですけど。てか、そもそも俺いります?」
「実季も私も生徒だよ。ちゃんと巣立つまで責任持ちなよ」
「こんな偉そうな生徒見たことねぇし…。てか出来悪いのあんただけなんだよな」
「本当生意気!」
本当に2人は楽しそうに会話していて、太一くんは時々穏やかな表情を女性に向けていた気がした。
今は先輩後輩のようだけど、もしかしたら…と思えば胸が締め付けられる。