大好きだった元彼と再会しましたが、私はもう結婚しています。

17章:プロポーズ


「穂高!」

 デスクにはいない。
 部署を出て、廊下を駆ける。

 ちょうど廊下の先に穂高の姿を見つけた。
 私は彼に駆け寄って、その胸元を掴んだ。

「穂高、いた!」
「え……千紘? ええっと、もう仕事じゃ……」
「まだ始業時間じゃない!!」
「でも職場だろ……? ほら、声が大きいから……」

 周りの視線なんて気にしていられない。
 それどころじゃないでしょ?
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