大好きだった元彼と再会しましたが、私はもう結婚しています。
18章:証
目を覚ましたとき、部屋は静かで少し肌寒く、でも彼の腕の中だけは温かかった。
(そっか……。帰ってきてから、すぐ抱き合ってたんだ……)
穂高の胸に頬を寄せたまま、私は彼の背中に回していた腕にそっと力を込めた。
昨夜の心地よさも、くすぐったいほどの甘さも、そのまま全身に残っている気がする。
(……ほんとうに、これからも一生一緒にいられるんだ)
そう思えば、不思議と眠気なんてどこかへいってしまう。