大好きだった元彼と再会しましたが、私はもう結婚しています。
5章:一歩
仕事をしている時に、突然瑞穂社長から電話があった。
何かと思えば、社長室に来てくれないかと言う。
そんなことは今までなかったので、何かあったのかと思い私はすぐに社長室に向かった。
「いらっしゃい。ごめんなさいね、外で話して何か誤解を与えても行けないと思って呼んじゃって」
社長室に入ると、穏やかな表情で椅子を勧めてくれる。私は腰を下ろした。
「今日ね……実はひとつ、知らせておかなきゃいけないことがあって」
「はい、なんでしょう」
「穂高と坂下くんが、昼にちょっと揉めたのよ」
(なんで……? 穂高が、匡輔と……?)
二人は全然関係ないように思えるが、そういえば匡輔が以前、仕事で顔を合わせたと言っていたことを思い出す。
匡輔が、すごく失礼な態度でも取ったのだろうか。
「ど、どういうことですか? 夫の方から突っかかりました?」
「いや、どちらかと言えば穂高から」
「部長から⁉︎」
「周りが止めてくれて、大きな問題にはなってないから安心して。坂下くんも怪我をしたわけではないし、処分はしない方向でいくわ」
理由が全然わからない。
そもそも穂高は人と揉めるタイプじゃない。いつだって冷静そのものだ。
匡輔から絡んだようにしか思えないのに、なんで穂高から?
「原因って何か言っていましたか」
「それが……ごめん、これから私、千紘さんにとって辛いことを言う」
私はその言葉に胸がドキッとした。
そして、瑞穂社長は少しだけ目を伏せた。
何かと思えば、社長室に来てくれないかと言う。
そんなことは今までなかったので、何かあったのかと思い私はすぐに社長室に向かった。
「いらっしゃい。ごめんなさいね、外で話して何か誤解を与えても行けないと思って呼んじゃって」
社長室に入ると、穏やかな表情で椅子を勧めてくれる。私は腰を下ろした。
「今日ね……実はひとつ、知らせておかなきゃいけないことがあって」
「はい、なんでしょう」
「穂高と坂下くんが、昼にちょっと揉めたのよ」
(なんで……? 穂高が、匡輔と……?)
二人は全然関係ないように思えるが、そういえば匡輔が以前、仕事で顔を合わせたと言っていたことを思い出す。
匡輔が、すごく失礼な態度でも取ったのだろうか。
「ど、どういうことですか? 夫の方から突っかかりました?」
「いや、どちらかと言えば穂高から」
「部長から⁉︎」
「周りが止めてくれて、大きな問題にはなってないから安心して。坂下くんも怪我をしたわけではないし、処分はしない方向でいくわ」
理由が全然わからない。
そもそも穂高は人と揉めるタイプじゃない。いつだって冷静そのものだ。
匡輔から絡んだようにしか思えないのに、なんで穂高から?
「原因って何か言っていましたか」
「それが……ごめん、これから私、千紘さんにとって辛いことを言う」
私はその言葉に胸がドキッとした。
そして、瑞穂社長は少しだけ目を伏せた。