ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜8
デコレーションケーキを作ります
 善は急げということで、王宮からの帰りに馬車でメルダの店に行った。

「きゃあああっ、おめかししたエリナちゃん、すっごく可愛いわ!」

 突然、王家の馬車がやって来たため、一瞬『午前中に納めたケーキになにか問題があったのかしら?」と不安がよぎったメルダであったが、ワンピース姿に髪を結いあげ小花を飾った(獣化して服が脱げてしまったので、顔馴染みのリスの侍女が着替えを手伝ってくれて、おまけにヘアスタイルもおしゃれにしてくれたのだ)子猫の姿を見てそんな不安は飛んでいってしまった。

「王宮に用事があって、行ってきたところにゃんよ。ロールケーキは王宮でも大人気だにゃんね」

「ありがたいことだわ」

「それで、急な話なんだけど、新しい作り方のケーキを王宮の厨房を借りて作ることにしたにゃん。料理人の皆さんも、美味しいケーキ職人のメルダさんと作りたい気持ちでいっぱいにゃんよ」

「あら、嬉しいやら恥ずかしいやら、だわ。そう言っていただけるのなら、お邪魔しちゃおうかしら?」

 メリダはたいそう肝の据わったケーキ職人なので、自分の腕に自信があり、王宮と聞いても臆することがない。エリナは『さすがはストーンさんのお孫さんだにゃん』と感心した。
< 124 / 164 >

この作品をシェア

pagetop