バタフライ エフェクト
第六話 床下
「ゆ、紫?」
と、懐かしい声が聞こえた。
振り向くと、知穂がいた。
「知穂!!」
「助けに来てくれたの!?」
「うん、頑張ってここから出ようね!! 芹香は!?」
知穂の表情が曇った。
「えっ、どうしたの? 芹香も無事でしょう?」
「……芹香は……、あの男に髪の毛を切られて……」
「!!」
知穂が泣き出し、私は彼女を抱きしめた。
「芹香のところに連れて行って」
「うん……」
知穂が少し歩いて、芹香の所まで連れて行ってくれた。
「芹香」
暗闇で、ぼうっと座っている彼女の名前を呼ぶと、芹香はうつろな目を私に向けた。
「遅くなってごめん」
芹香の目から涙がこぼれた。
「女の子がいた……、多分、心音ちゃんだと思う」
と、芹香が言った。
「うん」
「この空間、時々空に穴が見えるの。そこから逃げられると思って、知穂とその子を抱っこして……」
「ありがとう、心音は帰って来たよ」
と、芹香に梨々愛が頭を下げた。
と、懐かしい声が聞こえた。
振り向くと、知穂がいた。
「知穂!!」
「助けに来てくれたの!?」
「うん、頑張ってここから出ようね!! 芹香は!?」
知穂の表情が曇った。
「えっ、どうしたの? 芹香も無事でしょう?」
「……芹香は……、あの男に髪の毛を切られて……」
「!!」
知穂が泣き出し、私は彼女を抱きしめた。
「芹香のところに連れて行って」
「うん……」
知穂が少し歩いて、芹香の所まで連れて行ってくれた。
「芹香」
暗闇で、ぼうっと座っている彼女の名前を呼ぶと、芹香はうつろな目を私に向けた。
「遅くなってごめん」
芹香の目から涙がこぼれた。
「女の子がいた……、多分、心音ちゃんだと思う」
と、芹香が言った。
「うん」
「この空間、時々空に穴が見えるの。そこから逃げられると思って、知穂とその子を抱っこして……」
「ありがとう、心音は帰って来たよ」
と、芹香に梨々愛が頭を下げた。