傷だらけのシンデレラ 〜再会した元恋人は溢れる愛を押さえきれない〜
第一夜 望まぬ運命の再会
「…えっ。明日からこなくていいって…どういうことですか?」
職場の上司からの突然のクビ宣告。
あまりにも唐突で、わたし一瞬思考が停止した。
* * *
わたし、小坂澪は、6年前から今の家事代行サービスの会社でアルバイトとして働いている。
初めはそれだけのお給料ではとても生活できなくて他のバイトと掛け持ちをしていたけれど、4年前から特定のお客様から指名契約をいただくようになって、そのおかげで贅沢はできないけれどこの仕事一本でやり繰りできるようになった。
職場の雰囲気もよくて、ずっとここで働き続けたいと思っていたら、なんと来年度から正社員にならないかという話までいただいた。
もちろん二つ返事をして、来春を楽しみにしていたというのに…。
「小坂さんは今までよくがんばってくれたし、戦力だったから失うのは惜しいんだけど…」
「でしたら…!」
「でも、…ねっ。トラブルとか起こされると困るから」
上司はペコペコと頭を下げた。
“トラブル”…というのには心当たりがあった。
わたしには、亡くなったお母さんが残した借金がある。
職場の上司からの突然のクビ宣告。
あまりにも唐突で、わたし一瞬思考が停止した。
* * *
わたし、小坂澪は、6年前から今の家事代行サービスの会社でアルバイトとして働いている。
初めはそれだけのお給料ではとても生活できなくて他のバイトと掛け持ちをしていたけれど、4年前から特定のお客様から指名契約をいただくようになって、そのおかげで贅沢はできないけれどこの仕事一本でやり繰りできるようになった。
職場の雰囲気もよくて、ずっとここで働き続けたいと思っていたら、なんと来年度から正社員にならないかという話までいただいた。
もちろん二つ返事をして、来春を楽しみにしていたというのに…。
「小坂さんは今までよくがんばってくれたし、戦力だったから失うのは惜しいんだけど…」
「でしたら…!」
「でも、…ねっ。トラブルとか起こされると困るから」
上司はペコペコと頭を下げた。
“トラブル”…というのには心当たりがあった。
わたしには、亡くなったお母さんが残した借金がある。
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