13年後に再会した幼馴染と愛され生活始めます。
⑥
どうなることかとヒヤヒヤしていたが、結局は楽しい時間になって安堵した。
賢吾は海堂から何かインスピレーションを貰ったのか、謎のやる気に漲って帰っていった。
「良い同僚だな」
賢吾を見送った後、海堂はまだ美澪のところでいるらしく、再び腰を下ろす。
「彼が羨ましいよ」
「どうして、急にそんなことを?」
「ずっと美澪の心の支えになっていたんだろう?」
「仕事面ではそうですけど」
まただ……また、海堂は美澪に思わせぶりな台詞を言う。
「あの、失礼を承知で言います。私、本当に海堂先生と以前お会いしたことがあるのでしょうか? 初対面だと思うのですが、誰かと勘違いをしていませんか?」
「君が一卵性双生児とでも言われれば間違えているのかもしれないが」
「いえ……一人っ子です……でも、なら、どこで……」
「忘れられていても仕方がないとは思う。けど、美澪が思い出してくれるといいなと思ったのは諦めないといけないようだ」
「……すみません」
「でも、こうなれば何もなく教えるのも癪だ。……そうだな。明日の退院の後、食事に付き合ってもらうとするか」
「対価を要求するんですか!? 酷い」
「美澪の好きなものを奢ると言っているんだ。酷い話じゃないだろう。退院祝いと、再会を祝してだ」
賢吾は海堂から何かインスピレーションを貰ったのか、謎のやる気に漲って帰っていった。
「良い同僚だな」
賢吾を見送った後、海堂はまだ美澪のところでいるらしく、再び腰を下ろす。
「彼が羨ましいよ」
「どうして、急にそんなことを?」
「ずっと美澪の心の支えになっていたんだろう?」
「仕事面ではそうですけど」
まただ……また、海堂は美澪に思わせぶりな台詞を言う。
「あの、失礼を承知で言います。私、本当に海堂先生と以前お会いしたことがあるのでしょうか? 初対面だと思うのですが、誰かと勘違いをしていませんか?」
「君が一卵性双生児とでも言われれば間違えているのかもしれないが」
「いえ……一人っ子です……でも、なら、どこで……」
「忘れられていても仕方がないとは思う。けど、美澪が思い出してくれるといいなと思ったのは諦めないといけないようだ」
「……すみません」
「でも、こうなれば何もなく教えるのも癪だ。……そうだな。明日の退院の後、食事に付き合ってもらうとするか」
「対価を要求するんですか!? 酷い」
「美澪の好きなものを奢ると言っているんだ。酷い話じゃないだろう。退院祝いと、再会を祝してだ」