冷徹CEOと、一夜から始まる溺愛契約
第12話 永遠の愛
プロポーズの翌週。私たちは、鳳華恋が引き起こした騒動に終止符を打つべく話し合った。
タワーマンションのリビング。窓の外には、春へと向かう東京の夜景が瞬いている。
湊は硬い表情で、テーブルの上に書類を置いた。
「彼女には、然るべき法的措置を取る。偽造、名誉毀損……罪状を挙げればきりがない」
湊の瞳には、静かな怒りが燃えていた。
「彼女のせいで、紗良がどれだけ傷ついたか……。それだけは、絶対に許せない」
テーブルを叩く湊の拳が、僅かに震えている。
私は、その手をそっと包み込んだ。
「私なら、もう大丈夫。あなたが真実を話してくれたし、ずっと守られていたことも痛いほど伝わっているから」
湊を見つめると、彼と出会ってからの記憶が脳裏をかすめた。
「彼女のために心を削るより、あなたとの穏やかな時間を一分一秒でも増やしたいの。私たちの未来のために、時間を使いたい」
「紗良……」
「それにね」
私は、湊の目を真っ直ぐ見つめる。