麗しの桃は攫われる〜狼獣人の番は甘い溺愛に翻弄される〜

5. 溺甘攻撃への反撃は


 モモネリアは、悩んでいた。
 今、モモネリアはリードネストに喜んでほしくて贈り物をしようと考えている。

 しかし.....ーーー。



「モモネリア!」


「ん?モモネリアはどこだ?」


「おーい!俺の可愛いモモネリア!会いに来たぞ!」


「何をしてるんだ?愛しい姫君は」


「モモネリアは可愛いなぁ」




 いつもこんな声が廊下から響き、時にはいつのまにか背後に立ちーー。



 モモネリアが一人になったタイミングでリードネストへのプレゼントを作り始めると、決まって本人が現れるのだ。こんな調子では落ち着いて製作できず、完成まではまだまだ程遠い。



「はぁ。困ったわ。早く仕上げたいのに。.....こうなったら夜中に作ることにしましょうか....でもそれだと作業時間はもっと限られるし....」


「ん?何を作るんだ?」

「ひぇっっ!!」

「あぁ、すまん。また驚かせたか?」

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