初恋の人がいきなり上司で、訳あり同居生活

家族の完成

「おはよう、塔子」
「おはよう…雄平」

頬を赤くしながら返事をして、塔子はシーツで顔を隠した。
2人が身も心も結ばれて1ヵ月が過ぎた。
お互いを恋人と認識したことで、塔子の生活は大きく変わった。
朝目覚めると隣に雄平がいるのはもちろん、生活のすべての場面に雄平が存在するようになった。

「ほら、先にシャワー使っておいで。その間に朝食の準備をしておくから」

そう言うと、Tシャツにハーフパンツ姿の雄平は部屋を出て行った。
その後ろ姿を見ながら、塔子は感慨に浸っていた。
< 194 / 215 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop