転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
第四章 辺境伯領ってものすごくいいところだった!
グレイスの言葉に、アーゲルもいろいろと考えることがあったらしい。
少なくとも、彼の中でもすぐに辺境伯家を出ていくという選択肢はなくなったようだ。
「……あたし達、すっごく贅沢してる気がする」
「僕もそう思う」
今、ユリアとアーゲルは、辺境伯家の中庭にいた。
太陽の光がぽかぽかとしていて、温かい。今日の朝食もたっぷり食べたし、昼食前におやつをもらった。
子供の身体は一度にたくさん入らないから、一日に二回おやつの時間があるそうだ。なんて贅沢な。
すでにこの世界では青年に達しているはずのジョイも、なぜかおやつの時間にはちゃっかり同席している。
ここでの穏やかな生活が心地いい。いつまでも、ここにいられたらいいのに。
「……にいちゃ、ここにずっといる?」
「わからない。どこまでこの屋敷の人を信用していいのかまだ迷っているよ」
アーゲルとユリアの間には、考え方の違いがある。辺境伯家の人を完全に信じているユリアと、まだ疑う気持ちを持つアーゲルと。
(でもそれって、しかたないことだよねぇ……)
ユリアの持つ絶対的な記憶力は、外から見る分にはわかりづらい。
少なくとも、彼の中でもすぐに辺境伯家を出ていくという選択肢はなくなったようだ。
「……あたし達、すっごく贅沢してる気がする」
「僕もそう思う」
今、ユリアとアーゲルは、辺境伯家の中庭にいた。
太陽の光がぽかぽかとしていて、温かい。今日の朝食もたっぷり食べたし、昼食前におやつをもらった。
子供の身体は一度にたくさん入らないから、一日に二回おやつの時間があるそうだ。なんて贅沢な。
すでにこの世界では青年に達しているはずのジョイも、なぜかおやつの時間にはちゃっかり同席している。
ここでの穏やかな生活が心地いい。いつまでも、ここにいられたらいいのに。
「……にいちゃ、ここにずっといる?」
「わからない。どこまでこの屋敷の人を信用していいのかまだ迷っているよ」
アーゲルとユリアの間には、考え方の違いがある。辺境伯家の人を完全に信じているユリアと、まだ疑う気持ちを持つアーゲルと。
(でもそれって、しかたないことだよねぇ……)
ユリアの持つ絶対的な記憶力は、外から見る分にはわかりづらい。