元恋人と、今日から同僚です
第18話 尊重するということ
月曜日。
朝から、緊張していた。
昨日の電話で、朝倉は「話したいことがある」と言っていた。
何を話すんだろう。告白? でも、もうお互いの気持ちは確認済みだ。
それとも——
考えても仕方がない。会えばわかる。
そう思って、出社した。
朝倉は、いつも通りの顔で「おはようございます」と言った。
特別なことは、何もない。普通の月曜日の朝。
でも、私の心臓は普通じゃなかった。
一日中、緊張しっぱなしだった。
◇
定時後、朝倉に誘われて、会社近くの公園に行った。
いつもの場所。夕暮れ時のベンチ。
「改めて話したいこと、ってのは」
朝倉が、真剣な顔で言った。
「昨日の電話で、真帆は言ってくれた。仕事も、俺のことも、両方大事にするって」
「うん」
「それ、すごく嬉しかった。俺のことを、ちゃんと考えてくれてるんだって」
朝倉が、少し照れくさそうに笑った。
「だから、俺からも伝えたいことがあって」
「……何」
「真帆が、どんな選択をしても、俺は尊重する」
予想外の言葉だった。
「尊重?」
「うん。仕事を優先したいなら、それでいい。
俺との時間を減らしたいなら、それでもいい。
真帆が選んだことを、俺は受け入れます」
「……」
「もちろん、両方大事にしてくれるのが一番嬉しい。でも、無理してほしくない」
朝倉の目が、真っ直ぐに私を見ていた。
朝から、緊張していた。
昨日の電話で、朝倉は「話したいことがある」と言っていた。
何を話すんだろう。告白? でも、もうお互いの気持ちは確認済みだ。
それとも——
考えても仕方がない。会えばわかる。
そう思って、出社した。
朝倉は、いつも通りの顔で「おはようございます」と言った。
特別なことは、何もない。普通の月曜日の朝。
でも、私の心臓は普通じゃなかった。
一日中、緊張しっぱなしだった。
◇
定時後、朝倉に誘われて、会社近くの公園に行った。
いつもの場所。夕暮れ時のベンチ。
「改めて話したいこと、ってのは」
朝倉が、真剣な顔で言った。
「昨日の電話で、真帆は言ってくれた。仕事も、俺のことも、両方大事にするって」
「うん」
「それ、すごく嬉しかった。俺のことを、ちゃんと考えてくれてるんだって」
朝倉が、少し照れくさそうに笑った。
「だから、俺からも伝えたいことがあって」
「……何」
「真帆が、どんな選択をしても、俺は尊重する」
予想外の言葉だった。
「尊重?」
「うん。仕事を優先したいなら、それでいい。
俺との時間を減らしたいなら、それでもいい。
真帆が選んだことを、俺は受け入れます」
「……」
「もちろん、両方大事にしてくれるのが一番嬉しい。でも、無理してほしくない」
朝倉の目が、真っ直ぐに私を見ていた。