元恋人と、今日から同僚です
第19話 逃げない、と決めた
朝倉と正式に付き合い始めてから、一週間が経った。
特に、何も変わってはいない。
毎日会社で顔を合わせて、仕事をして、時々一緒に帰る。
週末は、二人でご飯を食べに行った。
普通のカップルがすることを、普通にしている。
それが、こんなに幸せなことだとは思わなかった。
「真帆さん、顔がにやけてますよ」
昼休み、宮本に指摘された。
「にやけてない」
「にやけてます。ここ一週間、ずっと」
「……そんなことない」
「あります。みんな言ってますよ、『結城さん、最近なんか幸せそう』って」
恥ずかしい。
そんなに顔に出ているんだろうか。
「朝倉さんと、何かあったんですか?」
「……何も」
「嘘ですね。絶対何かあった」
宮本の目が、キラキラしている。
隠し通せる気がしない。
「……付き合うことになった」
「やっぱり!」
宮本が、声を上げた。
周囲の視線が集まる。恥ずかしい。
「静かにして」
「すみません。でも、おめでとうございます! やっとですね」
「やっと、って」
「だって、ずっともどかしかったんですよ。両思いなのに、くっつかないし。
それを見てるこっちの身にもなってくださいよ」
宮本が、嬉しそうに笑っている。
私も、つられて笑ってしまった。
「ありがとう」
「いつからですか」
「先週の月曜日」
「え、一週間も経ってるじゃないですか。なんで教えてくれなかったんですか」
「……言うタイミングがなくて」
「照れてただけでしょ。乙女ムーブですね?ウブい!」
もはや、ぐうの音もでない。
特に、何も変わってはいない。
毎日会社で顔を合わせて、仕事をして、時々一緒に帰る。
週末は、二人でご飯を食べに行った。
普通のカップルがすることを、普通にしている。
それが、こんなに幸せなことだとは思わなかった。
「真帆さん、顔がにやけてますよ」
昼休み、宮本に指摘された。
「にやけてない」
「にやけてます。ここ一週間、ずっと」
「……そんなことない」
「あります。みんな言ってますよ、『結城さん、最近なんか幸せそう』って」
恥ずかしい。
そんなに顔に出ているんだろうか。
「朝倉さんと、何かあったんですか?」
「……何も」
「嘘ですね。絶対何かあった」
宮本の目が、キラキラしている。
隠し通せる気がしない。
「……付き合うことになった」
「やっぱり!」
宮本が、声を上げた。
周囲の視線が集まる。恥ずかしい。
「静かにして」
「すみません。でも、おめでとうございます! やっとですね」
「やっと、って」
「だって、ずっともどかしかったんですよ。両思いなのに、くっつかないし。
それを見てるこっちの身にもなってくださいよ」
宮本が、嬉しそうに笑っている。
私も、つられて笑ってしまった。
「ありがとう」
「いつからですか」
「先週の月曜日」
「え、一週間も経ってるじゃないですか。なんで教えてくれなかったんですか」
「……言うタイミングがなくて」
「照れてただけでしょ。乙女ムーブですね?ウブい!」
もはや、ぐうの音もでない。