結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
4.
朝食を終えた私は、早速、例の誓約書の作成に取りかかった。といっても、内容は大したものではない。
シオドアとリンダの子を公爵家の後継者として私が認めること。その子の養育はシオドアの妻が行うこと。そして私とシオドアは白い結婚を貫くといった内容だ。
白い結婚、つまり夫婦の間に性的接触がない関係を継続すれば、二人の間に子は授からない。
シオドアは知らないのだろうか。白い結婚を続けていれば、いずれは離婚が合法的に認められるということを。
これも、家門の存続、後継といった観点から決められた法律だったと記憶しているが、これが適用されるのは女性側が処女であるのが絶対条件であり、夫婦生活が破綻している場合、たいていは他の相手に逃げがちになっていた。女性側が他の男性と身体を重ねてしまえば、その条件が適用されず、合法的な離婚にまでたどりつかないというのが現状である。
もし、私がアーヴィンと関係をもってしまった場合、いくらシオドアと性的接触がなかったとしても、私に非がない状態での離婚は難しい。
しかしアーヴィンは王族であり、いくらふらふらと出歩いていようが王族籍は抜けていなかったはず。
シオドアとリンダの子を公爵家の後継者として私が認めること。その子の養育はシオドアの妻が行うこと。そして私とシオドアは白い結婚を貫くといった内容だ。
白い結婚、つまり夫婦の間に性的接触がない関係を継続すれば、二人の間に子は授からない。
シオドアは知らないのだろうか。白い結婚を続けていれば、いずれは離婚が合法的に認められるということを。
これも、家門の存続、後継といった観点から決められた法律だったと記憶しているが、これが適用されるのは女性側が処女であるのが絶対条件であり、夫婦生活が破綻している場合、たいていは他の相手に逃げがちになっていた。女性側が他の男性と身体を重ねてしまえば、その条件が適用されず、合法的な離婚にまでたどりつかないというのが現状である。
もし、私がアーヴィンと関係をもってしまった場合、いくらシオドアと性的接触がなかったとしても、私に非がない状態での離婚は難しい。
しかしアーヴィンは王族であり、いくらふらふらと出歩いていようが王族籍は抜けていなかったはず。