結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
閑話:シオドア
シオドア・ポーレットはポーレット公爵家の長子で、弟が二人いるものの公爵家を継ぐのはシオドアである。それは生まれたときから両親にそう言い聞かされており、シオドアもそうなるものだと理解していた。
家庭教師からは褒められ、使用人たちからも大事にされ、だからシオドアも自分の気持ちに対して余裕があったせいか、年の離れた弟たちもかわいがっていた。
しかし、その生活が暗転したのは、タラン学園に入学してからだ。
「代表ではないのか……?」
タラン学園からの入学許可証が届いたとき、父であるポーレット公爵が驚きの表情と共に呟いた。それがどういう意味かわからなかったシオドアは「父さん?」と声をかけると、父の表情は一変する。
「おまえは恥ずかしくないのか!」
父の苛立ちの原因がわからず、シオドアは驚き目を瞬かせるだけ。
「一流の家庭教師をつけたと思っていたのに……彼らに払った給金は無駄だったようだな。すべて返してもらうか」
「父さん。彼らは僕にきちんと勉強を教えてくれました。やるべきことはやっています」
家庭教師からは褒められ、使用人たちからも大事にされ、だからシオドアも自分の気持ちに対して余裕があったせいか、年の離れた弟たちもかわいがっていた。
しかし、その生活が暗転したのは、タラン学園に入学してからだ。
「代表ではないのか……?」
タラン学園からの入学許可証が届いたとき、父であるポーレット公爵が驚きの表情と共に呟いた。それがどういう意味かわからなかったシオドアは「父さん?」と声をかけると、父の表情は一変する。
「おまえは恥ずかしくないのか!」
父の苛立ちの原因がわからず、シオドアは驚き目を瞬かせるだけ。
「一流の家庭教師をつけたと思っていたのに……彼らに払った給金は無駄だったようだな。すべて返してもらうか」
「父さん。彼らは僕にきちんと勉強を教えてくれました。やるべきことはやっています」