甘すぎる溺愛は、美しい花の隣で。
SIDE:空雅《サイド:空雅》
SIDE:空雅《サイド:空雅》
澪花さんとの待ち合わせ……いや、正しくは結婚式で担当するメインテーブルとブーケについての打ち合わせなのだが、それでも今も駅前で澪花さんが待っていることには変わりはない。
澪花さんはいつも俺に「しっかりしてるね」と言う。「空雅くんって真面目だね」と言われたこともある。
「真面目なのは、どっちだよ……」
澪花さんはいつも絶対に俺が始業時間の十分前には来ていると笑ってくれる。
自分はもっとずっと前から店に来ているくせに。
待ち合わせだって、どうせ澪花さんは俺より先に来ている。そういう人だ。
だから、澪花さんを少しでも待たせたくないのに。
「もっと急いでくれ」
「これ以上は無理です。これでも最大限急いでいます」
秘書の坂井が運転する車で駅の近くまで向かいながら、俺は苛立ちを募らせていた。
「空雅さん、会長が仰ることもごもっともで……」
「そんなことは分かっている。でも、俺は澪花さんを急かすつもりはっ……!」
つい声を荒げてしまい、すぐに俺は気持ちを落ち着かせる。
澪花さんとの待ち合わせ……いや、正しくは結婚式で担当するメインテーブルとブーケについての打ち合わせなのだが、それでも今も駅前で澪花さんが待っていることには変わりはない。
澪花さんはいつも俺に「しっかりしてるね」と言う。「空雅くんって真面目だね」と言われたこともある。
「真面目なのは、どっちだよ……」
澪花さんはいつも絶対に俺が始業時間の十分前には来ていると笑ってくれる。
自分はもっとずっと前から店に来ているくせに。
待ち合わせだって、どうせ澪花さんは俺より先に来ている。そういう人だ。
だから、澪花さんを少しでも待たせたくないのに。
「もっと急いでくれ」
「これ以上は無理です。これでも最大限急いでいます」
秘書の坂井が運転する車で駅の近くまで向かいながら、俺は苛立ちを募らせていた。
「空雅さん、会長が仰ることもごもっともで……」
「そんなことは分かっている。でも、俺は澪花さんを急かすつもりはっ……!」
つい声を荒げてしまい、すぐに俺は気持ちを落ち着かせる。