超能力持ち令嬢ですが冷徹理屈屋公爵に「その力を貸してくれ」と言われて偽装結婚することになりました
第5話
「そういえば……」
シャルロットは紅茶のカップを置いてから、テオドールの方を向く。
「毒を盛った庭師はどうしていますか」
「ルイスは塔の一室に軟禁し、聴取をしている。そもそもグレイヴン家の使用人だから、毒を盛らせた連中に嵌められた確率が高い」
「心当たりがあるのですか?」
シャルロットが尋ねると、テオドールは眉間に皺を寄せた。
「ありすぎる。私は少し前から、国王陛下勅命で王都の犯罪を取り締まる立場になったからな。逆恨みばかりだが」
国王陛下勅命。
シャルロットはテオドールの立場の重さに改めて気を引き締める。
「私、そのルイスに触れて、『視たい』のですが……」
「そうだな……」
シャルロットの申し出はありがたい。
ルイスの聴取で違法賭博場が王都の外れにあるパブだと判明したものの、違法賭博や恐喝の証拠がないため踏み込むことができずにいる。
(ルイスを視てもらうにしても、ルイスは精神不安定な状態。どういう形が最良か……)
テオドールが考え込んでいると、バタバタと激しい足音が近づいて来た。
シャルロットは紅茶のカップを置いてから、テオドールの方を向く。
「毒を盛った庭師はどうしていますか」
「ルイスは塔の一室に軟禁し、聴取をしている。そもそもグレイヴン家の使用人だから、毒を盛らせた連中に嵌められた確率が高い」
「心当たりがあるのですか?」
シャルロットが尋ねると、テオドールは眉間に皺を寄せた。
「ありすぎる。私は少し前から、国王陛下勅命で王都の犯罪を取り締まる立場になったからな。逆恨みばかりだが」
国王陛下勅命。
シャルロットはテオドールの立場の重さに改めて気を引き締める。
「私、そのルイスに触れて、『視たい』のですが……」
「そうだな……」
シャルロットの申し出はありがたい。
ルイスの聴取で違法賭博場が王都の外れにあるパブだと判明したものの、違法賭博や恐喝の証拠がないため踏み込むことができずにいる。
(ルイスを視てもらうにしても、ルイスは精神不安定な状態。どういう形が最良か……)
テオドールが考え込んでいると、バタバタと激しい足音が近づいて来た。