腹黒策士な弁護士が甘い王子様の仮面を被ってモブの私を誘惑してきます

溺愛過多な、まるでお砂糖に浸かっているような毎日です

【溺愛過多な、まるでお砂糖に浸かっているような毎日です】

 その後、紫苑さんは集めた証拠と証言をもとに、俊さん個人を相手に民事訴訟を起こした。
 現在、城崎製薬はその訴訟に備えて準備中だ。
 数々の悪事が露呈した俊さんは、銀行を懲戒免職という形で去ることになり、父親からも勘当されたらしい。
 紫苑さんのことは絶対に、絶対に敵に回していけないのだと、改めて実感している今日この頃だ。

 仕事帰りに紫苑さんと外食して、それから一度私のマンションに寄ってから紫苑さんの家へとやってきた。明日は仕事が休みなので、今日はこのままお泊りである。
 気持ちが通じ合ってからというもの、休みの前日はどちらかの家に泊まるのがもはや定番になりつつある。
 今日は紫苑さんから私がお気に入りの恋愛漫画を読んでみたいというリクエストがあり、張り切っていくつか厳選したものを持ってきている。
 いくつかと少なめに言ったが、本当のところはあれもこれもと欲張りすぎてしまい、結果段ボールいっぱいになってしまったという。
 それでも紫苑さんは、それを笑って受け止めてくれた。
 なんという心の広いお方だろうか。
 今日はお互い眠くなるまで、漫画を読み通すというなんとも贅沢なスペシャルイベントが待っている。
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