PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―

17.信じて貰えた日

ただの、食事。 そう思えばいい。 そう思いたい。 でも……無理。

だって、今一緒に鍋を囲んでいるメンバーは、私がずっと憧れていたアイドルグループPRIMUSなのだから。

「懐かしいね」
ひなたくんは、昔を思い出すように優しく笑う。 「野菜、沢山入れたから。ちゃんと食べてね」
皆を気遣う姿は、テレビで見るそのままだ。
「美味しい」
雪くんは、頬を少し緩ませながら嬉しそうに鍋をつついている。 その無邪気な笑顔に、また心臓が跳ねた。

……待って。
私、今……PRIMUSと鍋を食べてるんだよね?

PRIMUSハウスにいる時だけは、ファンであることを意識しないようにしていた。
でも、知れば知るほど、みんなのことを好きになってしまう――。
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