PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―

30.今日だけは俺だけを見て

湊くんの朝ご飯は最高だった。
みんなで食器をシンクまで運ぶと、私はいつもの癖で袖をまくる。
「こはるちゃん。今日は仕事じゃないんだし、しなくて平気だよ」
ひなたくんが優しく微笑みながら言った。
「あっ……」
思わず手を止める。
PRIMUSハウスにいると、身体が勝手に動いてしまう。
「今日はこはるちゃんは、お客さんだよ!」
そう言って私の手を引くと、雪くんはソファーへ座らせてくれた。
「今日は何して遊ぶ〜?」
無邪気に笑ったかと思えば、
「僕、ゲームセンター行きたい!」
とはしゃぎ始める。
「ファンに見られたら困ります!」
思わずそう言うと、雪くんは「あっ」と口を押さえた。
「そっかぁ……」
しょんぼり肩を落とす姿に、思わず笑ってしまう。
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